Laravelを勉強しようとしたらPHPのバージョン5.5と古く、内蔵サーバーが立ち上がらなかったため、PHP7にアップデートするついでにバージョン管理をしようと思ってphpbrewを導入したときのメモ。
執筆当時はPHPのバージョン管理にphpbrewを選びましたが、現在はanyenv + phpenvで管理をしています(2019年9月19日)。
動作環境
- OS X El Capitan
phpbrewをインストールする
公式ドキュメントに書いてある通り下記のコマンドをターミナルに入力します。
curl -L -O https://github.com/phpbrew/phpbrew/raw/master/phpbrew
chmod +x phpbrew
sudo mv phpbrew /usr/local/bin/phpbrew
続いてphpbrewの初期化を行います。
phpbrew init
.barshrcに下記を記入して、ターミナルを再起動します。
source $HOME/.phpbrew/bashrc
PHPをインストールする
いよいよPHPのインストールですが、その前に使えるバージョンを調べます。
インストール可能なバージョンを調べる
コマンドを打つと下記のようになります。
phpbrew known
7.2: 7.2.5, 7.2.4, 7.2.3, 7.2.2, 7.2.1, 7.2.0 ...
7.1: 7.1.17, 7.1.16, 7.1.15, 7.1.14, 7.1.13, 7.1.12, 7.1.11, 7.1.10 ...
7.0: 7.0.30, 7.0.29, 7.0.28, 7.0.27, 7.0.26, 7.0.25, 7.0.24, 7.0.23 ...
5.6: 5.6.36, 5.6.35, 5.6.34, 5.6.33, 5.6.32, 5.6.31, 5.6.30, 5.6.29 ...
5.5: 5.5.38, 5.5.37, 5.5.36, 5.5.35, 5.5.34, 5.5.33, 5.5.32, 5.5.31 ...
5.4: 5.4.45, 5.4.44, 5.4.43, 5.4.42, 5.4.41, 5.4.40, 5.4.39, 5.4.38 ...
PHP7.2.5をインストール
どうせなら最新版をと思い7.2.5をインストールします。
phpbrew install 7.2.5 +default
少し待っていましたが、エラーが発生してしまいました。
エラーの内容
configure: error: invalid readline installation detected. Try --with-libedit instead.
調べてみると同じ現象になっている方を発見しました。
MacにphpbrewでPHP7をインストールした
こちらを参考にするとどうやら--with-libeit
をつけるとうまくいくようです。
インストール成功
ようやくインストールすることができました。
phpbrew install 7.2.5 +default -- --with-libedit
使うバージョンを変更する
インストールして終わりではなく、使用するバージョンを指定する必要があります。
一時的にバージョンを変更する
一時的に使うバージョンを変更するときはphpbrew use
でバージョンを指定します。
phpbrew use 7.2.5
デフォルトのバージョンを変更する
デフォルトのバージョンを変更するにはphpbrew swith
でバージョンを指定します。
今回はデフォルトのバージョンを変えたかったのでこちらにしました。
phpbrew swith 7.2.5
これでLaravelの学習を進められます。